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【2月料理編】鰯と菜の花の包み焼き、他

寒さと小さな温かみの両方を感じる2月は、春を待ちわびる希望の月。旧暦の如月(きさらぎ)の語源は、草木の芽が張り出す月という意味に由来するそうです。窓の外を見ると、まだまだ春は見えませんが、せめて食卓の上だけでも春の陽気を感じさせてくれる、素朴でも、そんな旬の料理こそご馳走なのですよね。

ロールキャベツ
ロールキャベツ
豚肉のミンチをコンソメで煮込み、大きな葉で巻き込んだロールキャベルにしました。シンプルで温かな味わいが、待ちわびる春への思いを口の中で感じます。合わせていただくのは、トマトを生地に練りこんだ混んだトマトパン。赤いソースはビーツとマスタード。素朴な見た目に彩りを添えてくれます。

鰯と菜の花の包み焼き
鰯と菜の花の包み焼き
菜の花と鰯、口添えにうなぎも一緒に薄切りの食パンに巻で巻き込み、オーブンで包み焼きにしました。ほのかなほろ苦さが春らしい菜の花と鰯のふくよかさが、うなぎの甘さで引き締まります。ソースはバルサミコ、トッピングはハトムギを唐揚げにしたもの。一緒に頬張るとふんわりした味わいが、シャキッとした口当たりに変わります。

ブリと大根のパスタ
ブリと大根のパスタ
ブリは、大根とネギと一緒にお出汁で煮込み、そのお出汁で、さらにパスタも軽めにボイルします。お出汁がパスタに染み込んで、ブリも大根もネギも一つの風味で味わえます。違うのはそれどれの素材の食感。口当たりのアクセントとなるのが、トッピングした緑茶とあられのパン。なんとも優しくほっこりとした和風パスタの出来上がりです。

キウイとチョコレートのミニバーガー
キウイとチョコレートのミニバーガー
小さく、柔らかく焼き上げたココアのバンズに、輪切りのキウイを挟んで溶かしたチョコレートを流し込み、ミニバーガー風のデザートに仕立てました。キウイの美味しい酸味がチョコレートの甘味と絡んで、キウイらしさを残したまま、一段美味しい別のフルーツに変身させます。まるごとパクッといく大胆さもうまさの秘訣かもしれません。

協力:Restaurant URATEXT & Photo:Pain Kitchen. Tetsuro Nanya

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