初心者には簡単に~もっと深く知りたい。手作りパンキッチン。

パン作りをする人のためのパンキッチン

パンのある時間を、豊かなものに。

家庭製パン講師として、自らパン教室を主宰する、さんだ ゆみこさん。
ブーランジェリーシェフとの交流も広く、様々な活動されています。
さんださんは、「自宅で作るパンのいいところは、自分で選んだ安心の素材で自由に焼き上げたパンを大切な人と食べるひととき。」 と言います。
日々、教室を運営しながら自らも学び、パンに触れる暮らしの中での気づきや、パンを楽しむ皆さんへ伝えたい事を綴っていただきます。
アトリエへちょっと立ち寄るような気持ちで、ご覧くださいね。

はじめまして。
教室で焼いたパンは、ご家族やお友達、大切な人たちと一緒に
楽しく食べていただけたら嬉しい。
もちろん1人で大満喫も嬉しい。
パンがある時間が豊かなものであればいいなと願っています。

手捏ねのハードルは高いでしょうか?
手捏ねの良さは、生地の状態や配合の違いを感じられる
楽しさがありますよね。

教室をはじめて7年経ちますが、
まだまだ知りたいことや学ぶことがたくさんで飽きません。

ここではパン作りを知りたい初心者の方に近い目線で、
パンを作るヒントなども綴りながら、
お店のこともご紹介できればいいなと思います。
パンのある時間と、パンのある風景を皆さんにお届けできますように。

「パンは生きもの」

パンに関わることが、私のライフワークとなってまだ数年。
おこがましいかもしれませんが、
ほんの少し「パンは生きもの」と感じられるようになった
…ような気がします。

お菓子と違い、パンは酵母菌(イーストなど)の力を借ります。
酵母を活性させることでパン生地が膨らみまた熟成します。
(ざっくりした説明ですが)
酵母が活きているパン生地だからこそ、
パン作りを始めたばかりの方には 思うように扱えないなぁと
感じることが多いのではないかな?と思います。

例えば、麺棒をかけてもすぐ縮んでしまう。
紐状に細長くしたいのに伸びてくれない。
クープ入れる時に生地がつぶれてしまう。
膨らんでいる?見極めって?

…疑問に思うこと、いろいろありますよね。

思い悩んでいた頃に某シェフからいただいたアドバイスがあります。
ずっと心に留めている大切なお守りのような言葉です。

「自分の意思は手の半分まで、残り半分はパンの意思に。」

そうなんです。
パンは生きもの。

無理にどうにかしようとするものではなくて 生地の状態はどう?
傷んでないかな?
成形しても大丈夫?
締まっているかな?
緩んでいるかな?

って、その時々のパン生地の様子をみながら扱ってあげるもの。

パンはとてもシンプルなもの。

ちなみに<パン>とは、
“穀物を水で捏ね 酵母によって発酵させ焼いたもの”

こんなにもシンプルなこと。 心を込めて焼いてあげよう。
今の私にはそれが出来ているのかな?
楽しみながらパンと向き合っているかな?

そんなふうにパンを焼いています。
まずは楽しく!
そしてご機嫌を伺いながら?パンを焼いてみてくださいね。

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