vol.01
日本からフランス・ノルマンディーのパン工房へ
日本のパン屋で7年働いた経験を活かし、フランス語経験が浅いながらも、パンの仕事と料理をしたかったから、と飛び込んだ、フランスでのリアルライフをお届けします。滞在中はフランス内を移動しながら、パリの店を目指します。
イヌイさんとは、7時間の時差を超えFacebookのメッセンジャーで、編集部オガワとやりとりさせて頂いた内容をまとめています。
※サン=ロー(Saint-Lo):パリから西へ約305km/モンサンミシェルから電車で約1時間の町
お久しぶりです。
元気ですか?忙しいですか?
フランスでの話、いろいろ聞かせてくださいね。
返信遅くなってすみません。
こちらでお伝えできることといえば、
今いる町・サン=ロー(Saint-Lo)の紹介とか、
今働いている所は、パン屋というより、マルシェ(市場)や
イベント用のパンを焼いている工房なので、そんな話なら。
ちなみに、元気にはしてます!
ぜひぜひ、よろしくお願いします!
今更だけど、そもそも、なぜフランスへ?
昔から海外住みたかってん。
パンの仕事と料理を少しできたらと思って、
行きたかった…とかで、
あかん感じですか?(笑)
いいよ、いいよ。(笑)
シンプルな理由が一番説得力を感じるね。
そのパン工房を選んだ理由をおしえて。
最初に行くとこなので、自家製粉してて、
農業もしている所がよくて選んだんです。
でも、最初日本から来たとき、フランス語もカタコトだし、
パリからノルマンディーのサン=ローに行く電車の切符を買うのに
1時間もかかって、大苦戦。
フライトも経由便で20時間近くあったんでフラフラしながら、
いろんな人に助けられましたよ(笑)
パリから2時間くらい電車に乗って、到着した時は、
とてものどかな、よい所で、ほっとしました。
まさに珍道中(笑)
でも本当に緑が豊かで素敵なところ。
まずは、どんな様子か見たいので、
一度写真を送ってみてもらえます?
そして、翌週届いたイベント出店の写真がこちら。
先週末(2016年7月3~4日)は、
ノルマンディー地区の小さな町、バイユー(Bayeux)で
30周年を祝う中世祭りがあって、シェフのセルジュと一緒に、
パン屋で参加した感じですね。
お祭りは、音楽がいろんなところで賑やかに演奏されていて、
お店の人も、お客さんも中世衣装のコスプレで大盛り上がりでしたよ。
外で作ってるのが面白いね。
粉から作るの?
生地は仕込んだのを持って行って、
現地で成形して焼いてるんですよ。
これって、窯?なんだね。
野外にある窯の風景って意外。
そうですよね。
この薪窯は、イベントの時だけ設置してるんです。
え!
組み立ててるの?!
いえ。窯は出来上がっている状態で、
車で引っ張って持って行くんですよ。
なんかこっちの車は、大きなものを運ぶことが多いのか、
引っ張れるようにしてる車をよく見かけますね。
この写真、
休日のゆったりした時間が流れてる雰囲気でいいね。
パンの種類はどんなものを作ったの?
ブリオッシュは、
マルシェ(市場)に出す時とかいつも作ってるんですけど、
このイベント用に、「ブルドロ」と言ってブリオッシュ生地に
生のリンゴを丸ごと包んで焼くやつがあるんです。
けっこう美味しいですよ。
あとは、コンプレとセミコンプレと、
サウザンとレポートですかね。
大体全部で100個ぐらい作ったかなぁ。
コンプレは全粒粉のパンってわかるけど、
他のは聞きなれないけど?
仕込みは、たいがいセルジュがやっているので
詳しい分量とか、わからないですが、
セミコンプレは普通の強力粉と全粒粉が混ざっているパン。
サウザンは、そば粉が混ざっていて、
レポートは、全粒粉にふすまが混ざってる
、、というかんじですね。
バイユーの街並みは、古い建物が多く残ってて
雰囲気が抜群にいいかんじで、
楽しかったです。
バイユーは刺繍の生産でも有名なので、
パリから足を延ばして観光に来られてる人もたくさんいました。
次回は、
今滞在しているサン=ローの町を紹介しましょかね。
Salut!
ありがとう!次のお便り楽しみにしてます!
皆さんからのメッセージもお待ちしてますね。
Merci Beau Coup!!