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【クリスマス】素材編:紅心大根/聖護院カブ 他

本格的な冬を旬とする素材は、魚なら脂ののり。野菜は根菜が主流。どちらも身体を温める作用が高いものが多いようです。お鍋やスープの具になったりすることでもわかります。栄養たっぷりの素材を、ほくほくした気分でいただくのが冬の「旬をいただく」ポイントでもあります。一足早く、春の訪れを感じさせてくれる食材も、心をほぐす「旬」なのかもしれませんが。

 

旬の食材1. カリフラワー

主な産地:徳島・茨城・愛知
ブロッコリーの突然変異種でキャベツの仲間。花のように見える蕾の部分をいただきます。ビタミンCが豊富で熱を加えても壊れにくいのが特徴で、レモンやお酢を加えると変色なく白く茹であがります。ただし、茹でると旨みが抜けやすいので炒めていただくのがオススメです。

旬の食材2. 大根

今では1年中見られる大根も、本当の旬は秋から冬。風の冷たい季節の方がみずみずしく、甘味も増すと言われています。大根そのものも美味しいのですが、味覚が素直なので相性の良い素材もたくさんあります。重なり合うことで、大根のよさを再発見するというわけです。

旬の食材3. 紅心大根

主な産地:北海道・千葉・青森
カブのような丸い形と大根のような表皮。包丁を入れると果肉は紅色。だから紅心(こうしん)大根。辛味が少なく、パリッとして甘味を感じる食感が特徴です。サラダや浅漬けなど生に近い状態で鮮やかな色合いを楽しみたいものです。

旬の食材4. 聖護院カブ

主な産地:京都
京漬物の「千枚漬け」で有名な聖護院カブ。「京の伝統野菜」のひとつでその大きさは2~5キロにもなります。盆地特有の寒暖差や濃い朝霧の中で育てられ、甘さとみずみずしさが特有です。身が柔らかく味わいが淡白なことから、漬物はもちろん蒸し物や煮物など様々な料理に重宝されます。

旬の食材5. いちご

主な産地:栃木・福岡・熊本
本来は春先だったいちごの旬は、12月の需要増に合わせた品種改良や温室栽培の普及によって、12月~6月まで実に幅広くなりました。また、随分甘く、おいしくなった実感があります。頭部まで赤く、ヘタの先が立っているのが新鮮な証。春を感じる美味しさこそがいちごの「旬」の味わいなのかも。

協力:add:PAINDUCE
TEXT & Photo:Pain Kitchen. Tetsuro Nanya

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