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パン作りをする人のためのパンキッチン

パンと紅茶のペアリングを楽しむ

パンと紅茶のペアリング

アトリエの試食では、月替りのパンに合わせた紅茶を用意しています。
料理とお酒、またはケーキと紅茶のように、相性の良い食材や料理との組み合わせで、味わいが引き立つ提案を楽しむ「ペアリング」。このペアリングの相性が相乗効果となり、新たな味わいのようなおいしさを感じる「マリアージュ」。
最初は私のひそかな楽しみでしたが、今では生徒さんも毎月楽しみにしてくれている”パンと紅茶”のペアリングとマリアージュ。ほんの少し興味を持ってもらえたら嬉しいです。

◆紅茶を更においしく頂く、オススメの飲み方

紅茶の名前には産地や銘柄からつけられるものと、銘柄ではなく茶葉に香りをつけたフレーバーティーの名称、紅茶専門店によるブレンドで生まれたオリジナルブレンドティーなどがあります。下の表ではポピュラーな紅茶葉の種類とオススメの飲み方を簡単にまとめました。

ダージリン
ストレート ミルク アイス
ファーストフラッシュ/セカンドフラッシュ/オータムナル がある
アッサム
ストレート ミルク アイス
量を調整してストレートでもOK
セイロン
ストレート ミルク アイス
ディンブラ/ニルギリなど
アールグレイ
ストレート ミルク アイス
フレイバーティー 茶葉の種類によりミルクも合う

茶葉の形状や性質または製法により、ストレートに向くものとミルクティー向きのものに分かれます。そしてパンの種類、配合や混ぜ込み具材によって相性の良い紅茶も変わります。

乳脂肪分の多いリッチなパン、チョコやクリーム入りのパンにはミルクティーがおすすめ。パンの乳脂肪分をミルクの乳脂肪分が洗い流して、驚くほどさっぱりとした後口に。ますますパンも紅茶も進みます。
リーンなパンには口当たりの良いストレートティーを。飲むたびに口の中がリセットされて後口がすっきりとします。特にダージリンはシーズンや茶園の違いで味わいが異なり、おいしさの方向、香りのトーンやコクが似ている茶葉を合わせています。

アトリエでは茶葉本来のおいしさに引き合わせてくれる紅茶専門店『ウーフ』のお茶をお出ししています。淹れ方の希望を伝え、試食をお願いして合わせていただいていた過去のペアリングから、参考までに4パターンを紹介します。

◆パンと紅茶のおいしいペアリング

「パンオトロピック」×ダージリン キャッスルトン茶園 2016 ファーストフラッシュ
「パンオトロピック」×ダージリン キャッスルトン茶園 2016 ファーストフラッシュ
マンゴーのピュレで捏ねた生地にセミドライマンゴー、ココナッツなどを合わせたトロピカルなパン。ダージリンのファーストフラッシュは爽やかな緑茶のような味わいが特徴。余韻まで美味しく、食のすすむペアリング。アイスストレートティー。

「栗のバトン」×ダージリン グームティー茶園 2016セカンドフラッシュ
「栗のバトン」×ダージリン グームティー茶園 2016セカンドフラッシュ
バゲット生地にマロングラッセとヘーゼルナッツを巻き込んで棒状に細く焼いたパン。この茶葉の持つコクとほのかな甘みが栗とナッツの香りのトーンに似ていて、風味が重なり引き立てるペアリングに。ホットストレートティー。

「クグロフトロワショコラ」×アールグレイ オレンジペコー
「クグロフトロワショコラ」×アールグレイ オレンジペコー
3種類のショコラを使い、細かく刻んだオレンジピール入りのクグロフ。オレンジペコー(フルリーフ)タイプのセイロンティーをベースにベルガモットの香りをつけたフレーバーティー。混ぜ込んだオレンジの香りにベルガモットのトーンが寄り添うペアリング。ショコラにはホットミルクティーで。

「フランボワーズのクグロフ」×ウーフオリジナルブレンド Noël
フランボワーズのクグロフ」×ウーフオリジナルブレンド Noël
フランボワーズ、ホワイトチョコ、胡桃をふんだんに混ぜ込んだブリオッシュ(クグロフ)。Noëlはフランボワーズ、オレンジ、シナモンの香る、名前通りのクリスマスブレンドティー。クグロフの素材にもマッチしたペアリングで、アイスミルクティーにするとまるでスイーツのような味わいに。冬に飲んだ時とガラリと印象が変わるのも不思議な感覚でした。濃厚なアイスミルクティー。

紅茶も日本茶のように簡単に楽しめるお茶です。パンと紅茶のペアリングはとてもおもしろい。そしてマリージュを体感したら…おいしさの扉をもうひとつ開けた感覚になれるかも。

次回はおいしい紅茶の淹れ方、アイスティーの作り方をご紹介します。
今よりもっと紅茶が美味しくなる、試してほしいゴールデンルール

家庭製パン講師として、自らパン教室を主宰する、さんだ ゆみこさん。ブーランジェリーシェフとの交流も広く、様々な活動されています。さんださんは、「自宅で作るパンのいいところは、自分で選んだ安心の素材で自由に焼き上げたパンを大切な人と食べるひととき。」 と言います。
日々、教室を運営しながら自らも学び、パンに触れる暮らしの中での気づきや、パンを楽しむ皆さんへ伝えたい事を綴っていただきます。アトリエへちょっと立ち寄るような気持ちで、ご覧くださいね。

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