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【5月】素材編:そら豆/新たまねぎ/たけのこ/うすいえんどう


5月といえば初夏の訪れ。24節気の一つである立夏をくぐり、新緑の若葉青葉が目にしみるようになります。暑さはそれほどではないけれど、日足が長くなり、そんな陽気も手伝って、食べ物も一層美味しく感じられるような季節でもあります。夏の初食材もたくさん見られるようになるのがうれしいですね。

旬の食材1. そら豆

主な産地:鹿児島、千葉
サヤが空を仰ぐように成長するから「そら豆」。3月後半から出始めて、5月が出荷のピークとなります。大粒で身も大きく、ほっくりした口当たりは独特。塩茹でしても焼いても肉厚ゆえの美味しさは変わりません。食感や旨み成分はあまり長持ちしないので、手に入れたら即お料理。旬の味わいが強い貴重な野菜です。

旬の食材2. 新たまねぎ

主な産地:佐賀、兵庫、静岡
この頃の新玉ねぎは秋に種まきをしたもの。(春に種まきをしたものは秋の新玉ねぎとなります)。収穫後に表皮を乾燥させることなく1週間前後で市場に出されるものを新玉ねぎと言うそうです。水分が多い分だけ柔らかく辛みも感じにくいために「新たまねぎは甘い」というイメージが広がりました。 もともとビタミンB1が豊富で、その栄養価を生かすためにも炒めすぎずにいただきたいものです 。

旬の食材3. たけのこ
主な産地:福岡、鹿児島
竹の旬と書いて「筍(たけのこ)」。根から伸びた芽をたけのこと言うのですが、収穫時期は極めて短く、これほど季節を感じさせてくれる食材は他にありません。多くは孟宗竹で、白くて柔らかく甘みのある上品な味わいと歯ごたえが特徴。皮の部分がしっとりしていて太短く、根元の周りのぶつぶつが少ないものを。その方がアク少なく、柔らかいのだそうです。

旬の食材4.う すいえんどう

主な産地:和歌山
関西では、春を告げる旬の「豆ご飯」として親しまれている「うすいえんどう」。エンドウ豆の一種で、サヤをとってまだ未成熟の柔らかな実だけをいただきます。グリーンピースとは違うので、ご注意を。実は未成熟ながら大きく上品で繊細な甘みがあり、他の食材との相性も良く、いろんなお料理に季節を彩る一品としてお使いいただけます。

協力:Restaurant URA
TEXT & Photo:Pain Kitchen. Tetsuro Nanya

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